今回は学資保険についてちょっと考えてみたいと思います。
学資保険ってどんなものでしょうか?
言葉は知ってるけど、詳しい中身までは…っていう人が多いですよね。
各保険会社の約款によって細かい内容は異なるのですが、おおざっぱにくくると『子供の教育資金や結婚資金を補助することを目的として、あらかじめ設定した時期に給付金を受け取ることができる保険』ってとこでしょうか。
かつて私も、学資保険の説明を受けた時に、保険に加入して資金の流動性がなくなってしまうんだったら定期積金でもしてた方がいいかなって個人的に思ってしまったことがあります。
この考えは今でも間違ってるとは思っていませんが…
ただ、何年か前に実際に相談を受けた事例をご紹介しますね。
『お孫さんが大学に行く資金が学資保険からおりたから、確定申告をしたいんだけど』という相談でした。いろいろお話を聞いていると、お母さんがお孫さんを引き取って、祖父母の方々と一緒に住まれていたらしいんですが、突然お母さんが病死されてしまったとのことでした。
たまたま、お母さんが学資保険に入っていたのでお孫さんを大学まで出すことができてよかったと祖母の方はおっしゃってました。
一般的に学資保険では契約者が払い込み期間中に死亡した場合には、払込みが免除されます。そのため、費用をかけずに大学の入学金というまとまった資金を貯めることができたんですね。
ここで注目したいのは、当たり前のことですが学資保険には①資金を貯める機能と②契約者に万が一のことがあった場合の保険としての機能があるんですね。
先ほどの資金流動性の考え方は①にのみ注目していて②の機能については置いてきぼりになってる部分もありました。
ここまで、考えたうえで…
学資保険を選ぶか選ばないかは人それぞれだと思います。
私はなんとなく入りそびれてしまいました。
今からでも遅くはないかな…